しばらく、こちらを更新しておらず・・・。と言っても、野良仕事をしていなかったわけではなくて、ついついしなかっただけでww
twitterはしてたじゃん、という痛~い一言は無しでお願いします<(_ _)>
朝夕の温度差が大きくなり、めきめきと大きくなりながら色づき始めるりんご。nicoん家では、一番最初に収穫するのがジョナゴールドという品種。
nicoん家のりんごは、葉っぱを取らない栽培方法なので、色づけするには、ツル廻しという作業が一番の肝。いくら葉っぱを取らずに栄養満点で育てても、太陽の光を浴びて色がつかないと、やっぱり美味しいりんごにはならないから。葉っぱの影や枝の影、他のりんごの影になって太陽が当たらないりんごの向きを変える作業が、ツル廻しだ。
他のりんご農家では、さらにりんごの樹の下に、シルバーのシートを敷いて、太陽の光を反射させてお尻まで真っ赤に仕上げるところも多い。
nicoん家ではそこまではやらない。味にさほど差がないというのと、シートの管理が大変だから、という諸事情に由る。経費をかければ、その分、お値段に上乗せもせねばならないし・・・。また、樹上完熟を基本として収穫するので、無理にお尻まで真っ赤に色づけしなくても、味は美味しくなる、という長年の(nico母の)経験もある。
ここだけの話、真っ赤なのに美味しくない場合は、見栄えだけで完熟していないことが多いのだww
で、下記写真がツル廻しをする前のジョナゴールドの樹。
これを一つ一つツル廻ししてあげる。
微妙にりんごの向きが変わっているのがお分かりいただけるだろうかww
あんまり廻し過ぎると、ツルがポチッと切れてしまうので、ぐるぐるは廻せないのだ。微妙な回転だが、これで太陽の当たる位置が変わり、味がのってくる。この作業を収穫まで、あと2回ほど繰り返す。一度に大きく廻せないが、時間をかけてじっくりとツル廻しをして、りんごの向きを変える。こうやって全体に色づくようにしてあげるのだ。
樹全体で見ると、結構ツル廻しの効果が見えるかな。
夏までは、りんごを樹全体で見ているけれど、秋になると、りんご一つ一つをじっくりと見ることになる。そうすると、面白いこともあって。
写真じゃちょっとわかりにくいけど、枝にがっつりめり込んで、身動きとれないりんごとかww
鳥さんが味見した後のりんごとか。
とりあえず、収穫までこのままおいておくけど、次の味見がおなじりんご、ということはなく・・・。あちこち食べずに1個を時間をかけて食べてほしいなぁ、という勝手な人間のわがままも出たり。
本当においしいりんごは、もちろん鳥さんが完食してしまう。芯だけぶらんとなっているのを見ると、残念な気持ちと美味しいりんごが出来た喜びが交差する。
秋には、時々、りんごも狂い咲きをする。りんごが実っている隣で花が咲いている光景は、やっぱり不思議だww
自然の力に任せた方式いいね。無理やり色づけても中身がダメなのは人間も同じ。どんなに厚化粧しても内面は変われないもんね。りんご奥深いわ~。それに鳥さんはグルメね。wwwwwwww
h.moulinette 様
鳥さんや虫さんが一番おいしいりんごをよく知っていますねww