りんご畑にネズミはセット。
矮化する前のりんごの樹は太い幹で、腐乱病の跡などが大きな穴となり(この辺りではムロと呼ぶ)、そこにフクロウが巣を作って、ネズミを食料として大活躍していた。
ところがnicoん家のりんごは全て矮化になってしまって、フクロウは来なくなり、その代わりに、最近はノスリが姿を見せるように。周辺は田んぼだらけなので、田んぼ中心にネズミを狩っている模様。
で、ネズミがりんご畑でどんな悪さをするかというと、冬、りんごの樹皮を食べてしまうのだ。樹皮が無くなった部分は、当然病原菌に弱く、いずれ枯れてしまう。食べるな、とは言わないけど、1本に決めたら、そこだけにしてほしいが、ネズミに人間の事情は無関係ww また、畑に食べるものが無くなると、家の中にも侵入するし、倉庫の中に保管してあるりんごを食べるヤツも。
縦横無尽にりんご畑の中にトンネルを作るネズミ、それはそれで、自然に耕した状態になり、いい点もある。つくづく、自由自在にネズミを操って、畑を耕したいと思う今日このごろww
さて、nicoん家のりんご畑は、長らく、母が一人でやっていたため、雪で倒れたりんごの樹を起こせずに寝たきりになっている状態(ほとんどは再生不能で枯れる)も数本ある。でも、これがまたすごくて、ちゃんとりんごの樹が自分で立ちあがる。といっても、かなりイレギュラーな形。
下の写真、りんごの樹がかなり近い位置に2本立っているように見えるけど、これ、実は1本のりんごの樹。雪で倒れて横になり、春がきたら、上へと枝を伸ばし始め、母がその後の剪定で枯れないように呪文を唱え(ww)て育てたもの。
で、その倒れた部分はというと・・・。下の写真がそうなのだが、草を抜いて、さらに土を掘るとこんな感じ。しかも、ホントの根元はここじゃなく、この写真の右側に写っている杭のトコロが元々の樹が立っていた場所。そこから画面手前に伸びてきて、今は立派なりんごを実らせている。
そして、土をかぶせた正体が、下の写真に写っているけど、穴を残している。これ、ネズミの穴で、畑のあちこちにある。中で繋がっているようで、時々、草刈りの時に慌てて穴から飛び出て、別な穴へと逃げていくネズミに遭遇する。
土をせっせとりんごの樹の根元に積み上げているのは、冬になったら、雪の上に出なくても樹皮をかじれるようにするため。
ネズミは天性の耕し屋で、とても上手に畑を耕してくれる。この土は、素手で掘り起こせるくらい柔らかくなっている。
ほんと、自在にネズミを操れたら、耕運機なんて要らないと思うんだww
祝ネズミ隊結成!それとでっかい林檎の木をまた植えてフクロウの森を作ろう!そうすると・・・ネズミ隊は・・・ご飯となりますが。
h.moulinette 様
言うことをちゃんと聞くネズミ隊、大歓迎ですww